★物件にはどんな種類の構造があるのか★
賃貸や分譲の物件を選ぶときに「構造」を理解しておくことはとても重要です。構造によって耐震性・防音性・断熱性・耐火性・家賃相場などが変わります。主な物件の構造は鉄筋鉄骨コンクリート造(SRC)・鉄筋コンクリート造(RC)・木造・鉄骨造があります。鉄骨造の中でも重量鉄骨造、軽量鉄骨造があります。それぞれメリットデメリットがありますので、そちらをご紹介して参ります。
\ 地域の住みやすさ /
1.鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)
特徴:鉄筋コンクリートに鉄骨を組み合わせた構造
階数:10階以上の高層マンションに多い。
メリット:非常に高い耐震性・耐火性。遮音性や耐久性も抜群。
デメリット:建築費が非常に高く、家賃も高め。工期が長い。
2.鉄筋コンクリート造(RC造)
特徴:柱・梁が鉄筋で補強されたコンクリートで作られる。
階数:中高層マンションで多い。
メリット:耐震・耐火性が高い。遮音性・断熱性に優れる。耐久年数は50年以上。
デメリット:建築費が高く家賃も高め。間取り変更が難しい。
3.鉄骨造(てっこつぞう / S造)
特徴:柱・梁が鉄骨で作られた建物。軽量鉄骨と重量鉄骨の2種類がある。
軽量鉄骨:主に2〜3階建ての住宅やアパート。
重量鉄骨:中高層のマンションなどに多い。
メリット:耐久性・耐震性が木造より高い。間取りの自由度が高い。
デメリット:防音性はコンクリートに劣る場合がある。軽量鉄骨は特に防音性が低め。
4.木造(もくぞう / W造)
特徴:柱や梁などの主要な構造部分が木で作られた建物。
階数:一般的に3.4階建てまで。
メリット:工期が短く建築費用が安め。柔軟性があり地震時に揺れを吸収しやすい。
デメリット:防音・遮音性は低い。火に弱く、耐久年数は約30〜40年程度。
💡 まとめポイント
防音・耐震・耐久性を重視するならRC造やSRC造がおすすめ。家賃や建築費を抑えたいなら木造や軽量鉄骨造でも可。鉄骨造はバランス型で、中層マンションに多い。